永衣美貴（ながいみき） interview
- この活動を志したきっかけ、目指す上で、おこなったことはありますか？
- 友達が所属していて話を聞いていると楽しそうでしたので興味本位で同じ会社に入ったのがきっかけです。
- その後、声の仕事をしてみたいと思いアナウンサーの学校に入り原稿読みやナレーションを学びました。
- 初めて現場に出た際の思い出などありますか？
- 最初の現場で事前にマネージャーさんに教えて貰ったのは挨拶を誰にでもきちんとこちらからする事でした。何時であろうと「おはようございます」と話すのは新鮮で不思議に感じました。
- 初現場では慣れない事とスピードについていけないままただ言われたままに動くので精一杯でしたが…小さなお仕事でしたが沢山のスタッフさんが居たのに驚きました。
- 多くの方の手で作品が作られているのにちょっと感動をしたのを憶えています。そして臨機応変に対応出来なかった自分に反省しました。
- サムライプロモーションで沢山の仕事をしてきたと思いますが、今までで印象的な仕事、その際の思い出などありますか？
- 東日本大震災のその後を描いた作品「祈り」は印象的でした。
- 撮影のために福島に行きましたが津波が来た場所を見て何とも言えない気持ちになりました。東京でニュースや人の話を聞いている以上に胸がつまりました。先に見れたお陰で役の心情が全く違ったと思っています。
- 何も出来ないなりに何か伝えられるように一生懸命演じました。東京に居たらそこまでは解らない事で…まだ残っていたむきだしのガレキを前に津波が襲った場所に花束を置いていくシーンがあったのですが、心から亡くなられた方へのご冥福と一日も早い復興を願いました。
- このような作品に携わせて頂けた事に本当に感謝しています。
- ＊永衣さんのこうゆう人に対してのまっすぐで優しいところや、誰に対してもナチュラルでいられるところなど、いつもすごく感心します。こうゆう人だからこそ、芝居にもいい意味で優しさや、相手を受ける芝居が出来るんだろうなと思います。
以前お仕事したドラマのプロデューサーも会うたびに永衣さんいろいろ出てるねと声をかけてくれるのは、現場現場でまわりに対して気配りや、優しさを持って接しているから後々になっていろいろな評判が聞けたり、気にしてくれる方々が増えていくんだろうなと思います。これからもいい仕事、いい出会いを重ねていく人だと思ってます！
- 活動をしていく上で心がけていることはありますか？
- 何だか初歩的な意見で恥ずかしいですが…仕事は必ず人と関わりながら進めていくものだと思っています。
- 相手の立場や意見を尊重するよう心がけています。出来るだけ笑顔でいようも思っています。お仕事が出来ること、現場に行ける事に感謝して、小さな一つ一つに感謝出来るよう心がけています。
- 周りに流されず自分のペースや考えや工夫を持って粘り強くいられるよう心がけています。解らない事や知らない事をあやふやにしない事。まだまだ苦手なこともありますが、少しでも相手に憶えて貰えるように心がけています。
- オーディションで心がけていることはありますか？
- 第一印象はとても大事だと思います。
- 出会いは一期一会です。短い時間で判断されているだろうからその短い時間でどうやって自己を伝えられるかとオーディション毎に考えています。話し方や立ち振る舞い言葉使いなど気にしています。
- そのオーディションでの要求を…なかなか理解していない時もありますが…即座に的確に瞬発力を持った人材に慣れるように心がけています。
- 仕事の為の自分磨きなどはしていますか？
- 体力に乏しいので…現場では体力が必要不可欠です。
短い時間でもランニングしたりしています。
- ちょっと最近出来てないのですが、着付けや所作はしてないと身体が忘れていってしまうのでまた近々チャレンジしようと思っています。
- 声を使う仕事もしたいので滑舌や声色を練習したりしています。
- 憧れの俳優さんや、モデルさんはいますか？
- どの俳優さんを見ても素敵だなと感じますが、演技されているのを見て素晴らしいなと思ったのは高峰秀子さんです。映画「浮雲」での演技は何度も見返しました。
- モデルさんでは井川遥さんの雰囲気に憧れます。
- 身近な人で影響を受けた人物はいますか？
- 沢山いるような気がするので一人に絞れないですが…両親や先輩や旦那さまやひとり挙げるなら高校の同級生でしょうか。
- 大胆で繊細な人で！行動もそうでした。マニアックに突き詰めていく人なのでこの人の影響は今だに会うと受けます起業して成功している優秀な人です。自分を表現する勇気はこの人に貰ったかもしれません。
- 休日は何してます？趣味や、没頭していることなどありますか？
- 旅行やドライブ、犬と出かけるのが好きです。休みはそうして過ごしますが、昨年くらいから陶芸を始めました。
- 奥深くて難しいのですが自分の手で何か作るのは楽しいです。気がついたら何時間も経っていたりします。使った物を人に送ったり家で料理に使ったりしています。
- 最後にあなたの売り！自己PRを！
- “ただでは転ばない” 私は「できない」と思われることが嫌な負けず嫌いです。
- お芝居を始めた頃８０歳のお祖母さんの役を貰いました。練習の度に「声に深みがない。」「人生を重ねた重みがない」と指導され…混乱してわたしには無理だと思いました。近所のおばあさんに話しを聞いたり台本を毎日読んで自分なりに声や動き、表情を研究し続け自信のないまま本番日に！
もうやるしかないと演じたら一番良かったと評価して貰いびっくりしました。
- そこから学んだのは、妥協をしなければ満足いく結果は自分の力で出せるということ。 これでいいや、で終わらせるのではなく、一番を目指せるところまで自分を持っていく。それが喜びになり、次に繋がると思っています。それは新たな目標を探す原動力となりました。
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